noimage_mignonne

セクハラされたらどうする?基礎知識と対処法

あらためて考えたい「セクハラ」とは

「パワハラ」「モラハラ」「マタハラ」などといった用語が次々に登場している現代ですが、それらの先駆けとして登場したのは「セクハラ(=セクシャルハラスメント)」です。

セクハラという言葉が登場した当初はまだまだ世間的な認識が甘かったこともあり、男性が女性に対してちょっと性的なからかいをしただけで「セクハラ」扱いされるかのような冗談のような使用方法がされてきました。

そうした面白おかしい娯楽的なセクハラ用語の使用を進めたメディアの責任は言うまでもないのですが、用語そのものが広く認知されるようになった現代においてさえその被害がなくなっていないというのが現状です。

本来的な定義による「セクハラ」とは、主に上司である男性がその立場を利用して従業員である女性に対して性的な要求や嫌がらせをすることです。

あまり世の中には浸透していないようですが、セクハラの定義は大きく2つあり「対価型」と「環境型」に分類できます。
「対価型」とは性的関係を迫りつつその言動に「受けなければクビにする」「受ければ昇格させる」といったことをちらつかせて特定の女性との関係を迫る例です。

一方の「環境型」は、職場にヌード女性のポスターを貼ったり、男性同士で女性の性的な話題を大声で話したりといったことが当てはまります。

セクハラを訴える気になったらしておくべきこと

とはいえセクハラという言葉が登場してから既に20年近くが経過していることもあり、企業によっては厳しく管理体制を整えている例もあります。

反面で「男女のことに会社は介入できない」といった個人の問題として見て見ぬふりをしている企業も多くあります。
もし自分が現在の職場で受けている待遇がセクハラと思えるようなものならば、まずは証拠集めをすることが勧められます。

録音や録画などは今や非常に小さな機器でも可能となっていますから、職場で常態的に行われている行為については記録をしておくことでのちに有利な証拠として扱うことができます。

今時のセクハラの対策法としては、まずは最初に口頭などで直接改善命令を依頼したあと、それでも改善がないならば証拠を集めて外部の審査機関に提示するというのが一般的な方法です。

セクハラの判断をする場合には必ず恋愛関係であったという反論がされることになりますので、そうしたときに備えてそうではないという証拠を作っていくということも重要になってきます。

セクハラの一つの傾向として、関係を断られた相手に対して言われない誹謗中傷の噂やチラシを撒くということがあるのでそうしたものも証拠として採取ておくと、その後に争いとなったときに有利に交渉を進めることができるかもしれません。

シェアする?