つらい生理痛!和らげる方法と気を付けたほうが良い事
あまりにもひどい生理痛は病気の前兆かも
毎月に訪れる生理は全ての女性にとって憂鬱なものですが、そのときに現れる症状は人それぞれで痛みやストレスの感じ方にも大きな幅があります。
よく「生理は病気じゃない」といって休息を認めない男性上司の話も聞かれますが、実際のところ同じ女性同士であってもそれぞれの生理中の痛みや感情の変化を理解するのは難しいというのが現状です。
生理痛というと誰にでも当たり前に思うもののように思えてしまいますが、その痛みがあまりにもひどい場合それは「PMS(月経前症候群)」かもしれません。
PMSとは月経が起る3日前~10日前くらいの間から起る感情や体調の変化のことで、生理が始まると少しずつ収まり次第に症状が薄くなっていくという特徴があります。
ですのでよく理解のない男性がイライラしがちな女性に対して「生理か?」などといった失礼な物言いをしますがそれは全く的違いで、むしろ生理が近い状態だからこそ起こっていることであると言えます。
PMSが起こるのは女性の体内で起るホルモン分泌量の変化があるためで、特に妊娠に適した年代である20代~30代半ばの女性ではその差異が大きく現れます。
この時期は体調バランスが不安定になるだけでなく、仕事上でストレスを感じやすく、さらに付き合いによる嗜好品が増える時期でもあります。
普段ならば平気な女性も疲労が貯まった時期に顕著になるといったことも多いので、普段からの健康管理の他にストレス管理も女性にとっては重要になってきます。
冷え症解消と骨盤の歪みを治すことが大事
生理痛の原因は一つではなく、いくつかの要因によって起こります。
ですが20代~30代前半くらいまでの女性に起る生理痛の多くは、「冷え症」もしくは「骨盤の歪み」に由来しているものがほとんどです。
これが40代~50代くらいになると今度は更年期によるホルモンバランスの著しい崩れが原因になってきたりするのですが、子宮の機能とホルモン分泌が正常であるはずの年代から起る生理痛は何らかの原因が背後にあると考えた方がよいでしょう。
20代の女性の生理痛で非常に多く見られているのが、過度なダイエットによる血行不良による生理痛です。
ダイエットブームやもともと華奢な体型により標準体重よりも低めの体型である女性の多くは、筋肉量が不足しておりそこから血行不良を起こしがちです。
血行不良はそのまま生理時の老廃物排出のための機能が低くなってしまうので、子宮の収縮による腹痛が起こりやすくなります。
また太り気味の体型の人であっても、骨盤に歪みがあると同じように血行不良が全身に起るのでそれが生理痛をひどくしてしまうということがあります。